事例紹介
(中央官庁様)
最大で1万項目が含まれる帳票様式の入力伝票を
柔軟に整理して高速に検索ができるように!
中央官庁様が抱えていた課題と ETLanTIS による解決
お客様はXML形式で回収された数10万におよぶ帳票様式伝票を、多様な目的に応じて検索する必要がありました。 帳票様式の伝票は、複数のサブ伝票から構成されており、最大で1万項目が格納されています。制度変更の都度伝票様式の追加や項目内容の変更が発生するため、お客様は、普遍的なデータ項目をデータベースに取り込んで検索を行っていました。そのため検索が限定的で、作業効率などの問題から検索パターンなどに制限を受けていました。更改後のシステムでは、例外的な項目までも格納した上で自由な検索を出来るようにすることが大きな課題でした。IPOC は、データの桁型やデータ項目名に考えられる最大の自由度を持つ、データ格納が特長の ETLanTIS プラットフォームが、この帳票様式のデータの整理と検索に役立つと考えました。 ETLanTIS プラットフォームでは、データを区切り文字つきテキストファイルで保持するので、データの桁型だけでなく、その項目名の長さまでもが自由です。 したがって、メンテナンスが必要なスキーマやインデックスデータを持たずに、XML で表現されたデータを、高速検索が可能な表形式に変換して整理することが可能です。 また、ETLanTIS プラットフォームに取り込んだデータは、検索だけでなく、わかりやすいデータフロー作成システムを用いてさらに用途に応じた形に変換、統合、集計を行うことができ、その結果を使い慣れた Excel 形式で出力することもできます。
用途/要件
- XML 形式の帳票様式伝票データを検索
- 最大で1万項目が含まれる帳票様式の入力伝票
- 制度変更の都度伝票様式の追加や項目内容の変更が発生
課題
- 帳票様式伝票のごく一部の項目しか、データベースに格納して検索ができない
- 単純な大小関係や部分文字列の条件を設定した検索しかできない
- 大量多種のXML ファイルに格納されていたデータの不備が発見できない
導入後
- 帳票様式伝票の全項目を表形式に格納して、高速に検索ができるようになった
- データフローの活用により検索条件を自由度高く設定できるようになっただけでなく、データの統合、集計もできるようになった
- 表形式にデータを整理することにより、データの不備が発見できるようになった
ETLanTIS利用のポイント
- 表形式テキストデータによるスキーマレスで自由なデータ格納を行い、帳票様式伝票の変更に自在に対応する
- 表形式データならではの高速検索
- データフローにより自由度の高い加工と検索を実現