コラム
By
Management Team

IPOC 経営陣によるコラムを発信して参ります

はじめに

代表取締役社長​
鈴木 孝一

はじめに

最近のITキーワードはDXでしょうか。AIやIoTなどのワードは、あまり目にしなくなりました。それ以前は仮想化やクラウドが話題の中心でしたが、その間にクラウド上で提供されるサブスクリプションサービスや、これらサービスを連携するETLツールなど、いずれも仕掛けの導入が重視され、その使い方を知っている人がITのプロと見なされる傾向にあります。それに対して話題にも上がらなくなった基幹システムは、レガシーと呼ばれ厄介者扱いすらされています。50年以上にも渡って利用され続けているシステムには、それなりの理由があるはずです。DX(デジタルトランスフォーメーション)の原点は間違いなくレガシーです。現物がデジタル化されコンピュータで処理が出来るようになったことで、事務処理は画期的に変貌を遂げました。この機会に今一度システムの原点に立ち返り、DXシステムに求められる要件を自らじっくり考えてみる良い機会ではないでしょうか。
自社システムを将来どの様にデザインしていくべきかと迷われている情報システム部門の方、システム経験のない方にも、基幹システムの歴史の紐解きは新鮮に映るのではないかと筆を執った次第です。
皆様の仕事のお役に立てられれば幸いです。